シドニーでのシェアハウス運営〜オーストラリアで19歳の時に事業を始めたらまあまあ成功した話〜

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こんにちは。18〜20歳までの間オーストラリアのシドニー住んでました、シンタロです。

今日は僕が19歳の時から約1年半の間、当時の先輩と人生で初の起業をした時のお話について事業内容なども交えながら書いていきます。

なんかやりたいけど、何やればいいか分からない。お金もない。

オーストラリアに初めて行ったのが高校卒業後2014年の3月末。
初めは語学学校に4ヶ月間行きましたがワーキングホリデーVISAでしたので、「卒業したら何しようかなー。働くのメンドクサイなー」とか思ってました。

自分の親が会社経営をしているので、小さい頃からその姿を見てきて「なにか自分でやってみたい」という気持ちは常にありました。

でもね、なにかやりたいんだけど何やればいいかわかんないんですよ。
この前まで高校生だったヤツがビジネスの知識も全くないのに、根拠の無い自信だけがある変な人間だったと思います(今でもそうかも

でもやりたい。

当時仲がよかった先輩と「なんかやりたいね」って話をずっとしてて、色々考えて案を出し合ったりしてた中で、シェアハウスの又貸しをするのはどうだろうか?ってなりました。

オーストラリア、シドニーは物価がめちゃめちゃ高く、ワーキングホリデーで来ている外国人はVISAの問題もありますが、アパートを借りる時に結構お金がかかるので、自分で借りるのは資金的に厳しいところがありました。
なので現状は、不動産屋から部屋を借りて家具をセットして、シェアルームを作りそこに人を入れて、住人からの家賃から不動産屋に払う家賃の差額を利益として取る不動産又貸しをしているブローカーみたいなヤツがいて、それやろう!ってことになりました。

やるからには長期的にやりたい+最初に結構な金が必要だから、「ファームに行って稼いでセカンドビザ取りに行こう!
*ファームジョブ=外国人がオーストラリア政府の指定した農場などで3ヶ月以上働くと、もう一年VISAを伸ばせられる。給料が比較的良い。

となり、学校卒業後の7月末、オーストラリア最北端のダーウィンという地で四ヶ月間の地獄のスイカ狩り仕事を死に物狂いでやり(一回死にそうになって日本帰ったw)シドニーに戻ってきて同年12月、事業をスタート。

お客さん来る来る。
しかも始めたのが丁度12月ということで、カウントダウンで有名なシドニーは国内外から観光客の嵐!僕たちにもたくさんの連絡が来たので、短期もokにして人入れれるだけいれました。ベランダにテントも張っちゃいましたw

でもそんないい波もいずれか去るもの。
翌年1月頃、コンドミニアム管理会社から「人を入れすぎだ!どうにかしてくれ!」とお怒りが来ました。
そうなんです、シェアハウス自体はいいんですが、人詰め込みすぎるのはダメなんです。本当はMAX4人までらしいです。

セキュリティが厳しくなっちゃって、今まで住んでくれていた住居人に出てもらったりして赤字の状態が続きました・・。

なんとか立て直し2月に2軒目、7月に3軒目と借り続けます。人入れまくります。確かMAX時1軒に30人くらい入ってたと思います・・。
我ながらなんて家だ!!

人が多いので、毎日パーティーのような感じでした。
みんなでご飯買いに行って、みんなで作って、皿洗いは大富豪で決めたりと、たくさんの方に関わらせていただき楽しませていただきました。


(一緒に経営していた相方のユウタ君。とんでもなくクレイジーな人でした)

もともとリビングルームだったところにこの赤いカーテンを入れたりして二段ベッドを置いたりと、部屋改造しまくりました!

でもこんなに人を入れると少々面倒臭い人がいるのも事実で(失敬w)決めたルールをどんなに言っても守ってくれない人や、「入居者こんなにいるのセキュリティに人間にバラすぞ!」とか脅してくる人もいました。
何度か揉めたり、セキュリティにもバレて危ない時が多々ありましたが、そんな時に助けてくれたのは入居者の人たちでした。
無償でベッドの移動や組み立て、新しい入居者を見つけてくれたりしてくれ、本当に支えになりました
当時はすごく未熟で、一緒に経営をしていた先輩や、入居者の方がいたからこそ、曲がりなりにも利益が出ていたんだと思います。
2016年初め、ワーキングホリデービザが切れるということで、事業を売却。

赤の時もあったけど、自分たちで新しく仕組みを作り利益を出せて、最後には事業を売却という一連の流れを通して、海外での小さな成功体験を得ることができました。
この経験から「もっと海外で大きい勝負をしたい」と思うようになりました。

事業を始める前は、軍資金も無くて知識ゼロの状態からスタート。正直、一体どうなるのか不安だらけでした。
でも実際やってみたら、ダメだったり結果が出なかったらその時勉強して修正して何とかなりました。

個人事業で法律的にはちょっとグレーなところもあったりしましたが、

「仲間の大切さと何事にも挑戦するマインド」

を学べました。

長々となりましたが、こんな感じのオーストラリア起業物語でした。

シドニーでのシェアハウスの運営の仕方についてよく問い合わせをもらうので、以下詳しく書いておきました。参考までにどうぞ。

①部屋を借りる

最初のステップは現地の不動産屋からお部屋を借ります。

インターネットで物件を見つける

いきなり不動産屋に行くのもありですが、まずはインターネットで条件や家賃相場を確認しましょう。

シェアハウスを運営する上で一番やりやすくて利益率が高いのは2bed2bathです。

場所ですがシティ中心はセキュリティが厳しいのでシティ近郊サバーブである、Ultimo,Chippendale,SurryHills,Pyrmont
がセキュリティが甘いところが多くオススメです。このあたりだと家賃相場は一週間あたり$700~850です。
契約期間は6~12ヶ月がベストです。

○Domain

おそらくシドニーで一番有名な不動産情報まとめサイト。
rentと書かれているページへいき検索条件を絞り込んでいきます。

すると条件にあった物件リストが。
写真と詳しい条件、不動産屋の情報が出てきます。

○realestate.com
Domainでいい物件が見つからなかった時にはこれを使います。仕組みは全く同じです。

気になった物件があったら不動産屋の連絡先があるのでとりあえず連絡をして内覧の日程を決めます。Inspection times(内覧時間)が書かれている物件もあるので、その場合はその時間に住所へ行き全体内覧(openinspection)になります。

内覧

内覧時に気をつけて見ておくべきところは、ビルのセキュリティチェック。セキュリティが厳しかったらこのシェアハウス計画は全ておじゃんになるのでここを一番見ます。
具体的にはセキュリティはいるか、メインの玄関以外に裏口からなど違う入り口があるかと注意すべき点はたくさんあります。

一番重要なのは、「スワイプキー」です。
ロビーに入る時とエレベータでその階に上がる時にスワイプするキーなんですが、これが最新のICLASSというものだとほぼ確実にシェアハウスがバレます。このICLASSというキーはそれぞれのキーの中に個人情報のチップが埋め込まれていて、登録されている人がスワイプしたらビルのレセプションに全て知られてしまいます。
このキーをコピーして複数の住人に渡そうものなら、同じチップが入っているキーが何度もスワイプされて確実にシェアハウスがバレます。

しかし、シドニーで初めて内覧に行ってそのビルのスワイプキーがACLASSか緩いキーかを見抜くのは正直難しいです。怪しまれるかもしれませんが思い切って不動産屋に聞いてみるのもいいかもしれません。

キー以外には二段ベットを入れる前提で構成を考えてたり、リビングシェアは作れるかなども見ておいたほうがいいです。

契約をする

内覧に行き気に入った物件が見つかったらさっそく契約。もし全体内覧だったら他にライバルがいるはずです。
とにかくライバルより1日でも早く必要書類を揃えて不動産屋に行きます。

ここで契約の条件なのですが、借りる時にビザの種類が重要になります。

シドニーでは1ベットにつき2人まで住める規定になっているので、僕がオススメする2ベットでは4人が正式に住めるということになります。なので名義人が最大4人必要になります。(1〜3人でも可能ですが他にライバルがいたらマイナスになりやすいのと、キーを人数分しか渡してもらえません)
この名義人のうち、学生ビザやビジネスビザ以上を持っている人が最低でも一人必要になります。僕たちはワーキングホリデービザだったので学生ビザを持っている友人に頼み、名義人になってもらいました。
必要書類は点数制になっているところが多く、パスポート、雇用者ノート、給与明細書、バンクステートメント、運転免許証など揃えるものは多いです。

通常一週間もかからないほどで書類を審査され、お部屋が決まります。ライバルがオーストラリア人だったりするとほぼ審査は通らないので本当に気に入った物件の獲得はかなり難しいです。
とにかく物件が決まったらお金の支払いです。

まずはじめに取り押さえ代として一週間分の家賃を支払います。(holding fee)
これは取り押さえ代なので、急に部屋をキャンセルしない限りボンド(日本でいう敷金)や最初の家賃に充当されます。
このボンド(敷金)はほとんどが4週間分のレントです。入居日かその前日あたりにこのボンドと最初の家賃(2週間分)を払って完了です。
つまり最初に部屋を借りる時にかかる費用は6週間分の家賃です。(この場合だと$700~850×6=AU$4,200~5,100)

②部屋をアレンジする

部屋を借りたら次はアレンジです。

まずは家具を揃えます。
GUMTREEというローカル向けの情報サイトに中古家具の販売欄があるので、条件が良さそうな人と連絡を取ります。(値段交渉も可能)
シェアハウスを運営する上で必要なアイテムは、

・二段ベット(bunkbed)=$100~150
・洗濯機=$100~200(乾燥機はついている物件が多いです)
・冷蔵庫(fridge)=$100~200
・マットレス、枕、シーツ等=一つあたり$10~30
・キッチン用具=$100
・ソファ、机や椅子=$100~200
・Wifiルーター=$3~400

これは必需品です。
その他TVなど余裕があったら買ってもいいかもしれません。

ただこれらのアイテムのほとんどはGUMTREEでバラ売りされています。
例えば二段ベットは10人住ませる予定なら5つ必要ですが、なかなか5つ持っている個人は少ないです。マットレスだと10個必要なのでなかなか一気に集めることは難しいです。
しかしこれらをもっている個人はNSW州に点在しているので、シドニーシティ近郊に部屋を借りるのであれば車を使わなければいけません。
自分で車を持っていればいいのですが、持っていない場合はレンタル。(1日$70〜100)有名所はAvis(エイビス)です。
ただインターナショナルライセンスと年齢が25歳以上でなければいけません。(一部21歳以上もあり)

個人がデリバリーサービスを行っているところもありシティ近郊まで来てくれる場合もありますが、デリバリー代を請求されます(場所によりますが$30〜50)

ちなみに僕は家から歩ける距離にあるところではその辺のカートを使い運んでいました。

これだとデリバリー代はかからないけれど警察に見つかったりするリスクなどがあります。僕は見つかってかなり怒られました´д` ;

私のオススメはGUMTREEを常にくまなくチェックしてMovingSale(引っ越しセール)をやっていないか探すことです。
これは家にある家具ほとんど売っちゃいまーす!というものなので色々なものが安く手に入ります。
またたまにですが元シェアオーナーらしき人も二段ベットやマットレスをまとめて売ったりしています。そういう場合はまとめて買うと割引してくれたりデリバリー代が無料になったりするのでこれが一番オススメです。

ガムツリーでないものはKマートやTargetなどの激安ショッピングセンターで揃えます。

WifiはTPGかdodoで契約したらいいと思います。使い放題で$60ほど/月ですが初期設定でかなり取られます。注文してから約2週間ほどでルーターが届き使えるようになります。

スワイプキーのコピーですが、基本的に住人全員にキーがあったほうが問題が起きず良いです。なので10人住ませるとなると不動産からもらえるキーは4つなので残り6つを作成しなければいけません。
個人情報は書けませんがシドニーにスワイプキーを作る達人がいます。コリアンやスイス人などですがオリジナルのキーを渡せば彼らはものの15分ほどで作成してくれます。費用は一つあたり$50〜150です。
知り合いにオーナーがいたら彼らを紹介してくれるかもしれません。

もう一つ、アナログキー(部屋のドアを開ける鍵)はROCK SMITHという鍵屋さんがシティのPitt Street にありますのでそこで一つ$2以下で作ってくれます。

全ての家具の相場は$1500〜3000です。

③入居人の募集す

メディアを使う

部屋を借り家具も揃え準備ができたら人を募集します。
募集媒体は日系メディアではJAMSや日豪プレス、チアーズ。ローカル向けならGUMTREE。多国籍の人が留学しているシドニーではそれぞれの国にメディアがあるので、その国の友達がいたら翻訳して書いてもらうのもありでしょう。

hojunara→韓国
natui→タイetc..

最近はSNSも普及しているのでFacebookのグループ(シドニーだけのコミュニティもあります)に参加してそれらのグループで呼びかけを行うのもいい手です。

記事作成のポイントは綺麗な写真を載せたり、丁寧に文章を書くと必ず問い合わせは来ます。また始めてすぐのお部屋はかなり綺麗なのでそれも宣伝に使うと反応はいいです。

値段は先ほど記載した条件だと$125~135/週が妥当です。
リビングシェアは$100〜115/ 週あたりでしょうか。

お客さんがお部屋を見に来る前はある程度掃除をして、聞かれたことに全て答えられるようにしておきます。もしその場で決まった場合は取り押さえ代のボンドとして少額だけでももらいます。それ以外でも必ず入居前にボンドをもらっておくべきです。でないと皆さん簡単に違う物件に変えてしまうので。
ボンドは二週間分のレント、さらにキーだけのボンド(キーデポジット)は$50〜150を預かり、最初の二週間分のレントも先払いしてもらいます。

シェアハウスなので何かトラブルがあったときのために契約書を書くのもいいかもしれません。

④経理

部屋を借りて契約して不動産にお金を払い、家具も買い揃えてお客さんも獲得したらお金の流れをまとめておきましょう。
不動産か直接オーナーには現金手渡しか銀行振込で各週払いで二週間分。
その前に入居者から二週間分の家賃を集めてから不動産に払うようにしていました。必要経費を差し引いて余ったお金が利益。お金の管理はこれを各週やるだけです。
ただ何曜日の「この日に家賃払ってください!」という日に全員が全員払ってくれるわけではありません。遅れて払われたら建て替えしたりもしなければいけません。これが人数多くなって所有する物件が増えたらまあまあ大変になります。

必要経費ですが、
・光熱費
・給湯タンク(ガス)

の二つが来ます。全て電気の所はガスの請求は来ません。
シドニーでは三ヶ月毎にそれぞれの請求が来ます。
僕たちの場合それぞれの平均は$400~700/三ヶ月でした。
おそらくまあまあ高かったと思います。しかしその分人数も入れていたので仕方ないといえば仕方ないのですが、、

あとはWifiの月$60位が確実に飛んでいく経費です。その他に住人にあれこれが欲しいなどと言われる場合がありますが買ってあげてもいいものと自分で買ってくれというものの区別はハッキリしておいたほうがいいかもしれません。
オーストラリアにいる南京虫(通称:ベッドバグ)が出る可能性もあります。
一度発生するとこれが結構厄介で駆除に困ります。ベッドバグは市販の薬では死なず、マットレスの中にはたくさんの卵が植えつけられています。これを駆除するには業者を呼ばなければいけません。
ただ1ユニットに10人も住んでいるような所に業者を呼ぶことや、レセプションに業者を呼んでいることがバレたら色々と聞かれるのでかなりリスキーです。
ベッドバグがいることがビル側にバレたら自分たちが不動産に預けたボンドはほぼ帰ってこないと思っていいです。

ただベッドバグは耐性がない人だとかなりやられて肌が悲惨なことになるので本当にまずくなったら業者を呼ぶべきです。一回$500でした。それでも続くようだったらもう一回。二回目は$350でした。

これらの支出を全てふまえてでもトータルはある程度黒字にしなければいけません。

とにかく最初いくら必要なの?

部屋を借りるボンド、最初の2週間分のレントで$4,200~5,100
家具代で$1,500〜2,500
その他(小物、Wi-Fi、キー、デリバリー)$1000

計:AU$6,500〜9,000

もちろん家具の仕入れに慣れていたり良質物件を見つけた場合はもう少し安くできますし、ムダが多かったりするともっとかかります。

ただお客さんからのボンドを一時的ですがもらうことができます。(2週間分のレント×キーデポジット=$125×2+$150×10(10人の場合)=$4000)これを最初の設備投資にしたりもできますが、自分のお金ではないのでリスキーな面もあります。

⑤オーナーチェンジ(事業売却)

部屋を借り、家具を揃え、人を集めてお金が入ってくる仕組みを作ったらこのシェアハウスの権利を売ることができます。これをオーナーチェンジ(事業売却)と言います。
ビザが切れてシドニーを離れるタイミングで、または契約期間が変わるタイミングで行います。
名義の書き換えだけを不動産屋もしくはオーナー個人と行い、裏でオーナチェンジ希望者とお金の受け渡しをします。
オーナーチェンジ代の相場は1軒$5,000〜$15,000です。

これには自分が不動産に預けたボンドや自分で買った家具、現在住んでいるお客さんも全て含まれています。
トータル的にはシェアハウスオーナー中のインカムゲイン(家賃収入)+自分が初めに投資したお金は全て戻ってきて、かつ事業売却費をもらえます。(結構でかい大金が動くので、難易度高し。)

まとめ

シドニーのシェアハウスは法人ではなく個人が又貸しているので、一人ではなく誰かと一緒にやったほうがいいと思います。

(2016年度情報。現在は多少変わっているかもしれませんが、ご参考までに。)

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