【悲報】オーストラリアで貯金することはもうできない?

ワーホリで出稼ぎして貯金をしようと考えているあなたへ。オーストラリアは稼げない国になりました。

オーストラリアにワーキングホリデーをするとどれくらいお金が貯まるのか。

本当はワーホリで150万貯金する方法!とかポジティブな「オーストラリアは稼げる国ですよ!」という記事を書こうと思っていました。。しかしその矢先、オーストラリアの法律が変わったのです!!(2016年10月改正)

実は2016年7月から変える!と言っていた政府なのですが、デモなどの抗議で一時延期になっていたワーキングホリデーの法律改正。

今回は法律が変わってから来る方に向けて、どのように法律が変わったのか、これから来る人はもうオーストラリアで稼ぐ事は出来なくなるのか、をお伝えしていきます。

目次

オーストラリアの法律改正!?その酷すぎる内容とは

 

稼げる国オーストラリア。ワーホリの中には、オーストラリアで資金を貯める事を第一の目標にしている’’出稼ぎワーホリ’’の方も多いです。

しかし今回の法律改正によって、少し稼ぎにくくなってしまいました。

TAXの還付がなくなる!?

TAXって何?という方へ。

TAX(タックス)というのは日本で言う、個人所得税の事です。

年間の収入によってその課税率が決まり、たくさん稼げば課税率も高くなっていきます。

そしてこの課税率は居住者と非居住者で異なっていて、非居住者の方が税率が高いです。

今までの規定では、ワーホリ生でも6ヶ月以上滞在すれば居住者扱いだったのですが、どれだけ滞在しても非居住者としての扱いに変わりました。

そして何と言っても今までは、ワーホリ生のTAX1年間の収入が1ドル~18,200ドル以下の場合は018,201ドル~37,000ドルの場合は19%の課税となっていました。

なので18,200ドル以下の収入であれば年度末に申請後、引かれていたTAXも全額返金されていたのです。

しかしこれも20171月までの話。これ以降は年間で稼いだ額が、1ドル~37,000ドル(約80円~300万円)だと19%37,001ドル~80,000ドル(約300万円~約640万円)だと32.5%の課税がかかります。例として、18,200ドル稼いだ場合、今までだったら0ドルだったのが3,458ドルをオーストラリア政府に納めることになってしまいました。なかなかいないとは思いますがもし50,000ドル稼いだ場合、なんと28,750ドルも納める事になるのです。。

 

スーパーアニュエーションの返金がたったの5%!?

スーパーアニュエーションって何?という方へ。

スーパーアニュエーション(Superannuation)というのは日本でいう。年金制度の事です。

わかりやすく言うと退職年金のようなもので、お給料の9%が毎週積み立てられていきます。

そしてこれは老後のための貯蓄なので、60歳になるまで一切引き出す事は出来ません。

しかし、ワーホリ生の場合は日本に完全に帰国してからであれば、積み立てられていた年金の約60%が返金されるという仕組みになっていました。

塵も積もれば山となるで結構良い額が貯まるんですよね。

ですが、なんと1月からはこれが5%しか返金されないのです。。これはもう申請する意味がないというか、まあ遠回しに留学で来た一時滞在者にはもうあげませんという事ですよね。

悪い改正ばかりではない!ワーホリの対象年齢が5歳上がる!

 

ここまで悪いお知らせばかりでしたが、実は幾つか良くなった点もあるのでそちらもご紹介します♩

①ワーホリの対象年齢が18歳~35歳へ変更

これは結構大きい変更ですよね!!

ワーホリl年齢でワーホリを諦めている人に早くこの情報が伝わってほしいと思います。

日本でワーキングホリデーというのはあまり需要がないイメージがあるのでこれを機にもっと沢山の方に海外で活躍してほしいなあ。

②同じ雇用主のもとで、1年間働けます!

今までは同じ雇用主のもとで半年間しか働くことができませんでした。(まあ実際はみんなグレーゾーンで働いてますが・・)なので半年経ったら違う職場を探さなきゃいけなかったのですが、これも1年に引き上げになりました。

嬉しい改正ですよね。

③ワーキングホリデーVIZAの申請費が安くなった!

今まで440ドルだったのが390ドルになりました!少しは来やすくなりました。

このように悪い事ばかりではないのですが、比べるとやはり今回の改正は不利になる方が大きいと思います。。

ですが年齢が上がった事でチャンスも増えたので経験としてワーホリはやはりおすすめです♩

ワーホリでどれくらい稼げるのか、仕事別で解説!

次にどんな仕事が稼げるのか、法律改正後の設定で分析していきます!

まず知っておいてほしいのが、ジャパレスとローカルジョブで大きく違うのはお給料を時給分手渡しで貰うのか、TAXを引いた分の時給を振り込みで貰うのかが大きく違います。

なぜジャパレスが手渡しなのかというと、オーストラリアの最低賃金17ドルを下回った金額で人材を雇っているので、この事がオーストラリア政府にバレないようにお給料を手渡しで払っているのです。

しかし今回の法律改正で今までは稼げないと思われていたジャパレスもそうでもないかもしれません。

ジャパレスジョブ

ジャパレスとはジャパニーズレストランの略で、主に日本人が働いている日本食レストランの事を言い、平均時給は約$10~17ほどです。

では$15で雇われた場合の計算をしてみます。

  • 1日8時間を1週間に5日間、働いた場合=$600(一週間)$600×4週間=$2400

TAXは引かれないので、1ヶ月で$2400が貰えるお給料になります。

ローカルジョブ

ローカルジョブとはオーストラリアの法律に基づいた雇用方法で、オーナーがオーストラリア人であるところが多い。
街中のカフェやホテルの仕事だったり現場系の仕事が多く、平均時給は$17~25ほどです。

つまりオーストラリアの最低賃金が$17.29なので、ローカルで働けば$17以上は保証されます。

では$18で雇われた場合の計算をしてみます。

  • 1日8時間を1週間に5日間、働いた場合=$720(一週間)

  $720×4週間=$2880

1ヶ月で$2880です。

しかしローカルジョブの場合ここからTAXが引かれるので$2880から19%を引くと、$2332が実際の貰えるお給料になります。

となると時給はローカルジョブの方が高いですが、実際に貰えるお給料はジャパレスジョブの方が高いという事態が起こります。

今まではこういう事態が起きても年度末に全額返金されていたので、ローカルよりジャパレスの方がお給料が良くなるということはなかったのですが、これからは慎重に仕事を選ばなければいけないと思います。

 

 

オーストラリア、稼ぎにくくなりました。

いかがでしたでしょうか。以前があまりにも稼ぎやすかったという点もありますが、確実に前より稼ぎにくくなりました。。

貯金頑張りましょう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です