ミャンマーでフルタイム人材を雇い、一週間たって思った感想、結果

こんにちは。
ヤンゴン来て一ヶ月半ほどたちました。シンタロです。
パートタイムの女の子(えみりちゃん)に続き、

今度は月曜から金曜9時~17時のフルタイム人材です。    

中小企業向けミャンマー(ヤンゴン)での格安人材募集の仕方

22/09/2017
                                                                                                                                                                                                                                         

FB広告をかけたところたくさんの応募があって面談をしたんですがこの子に決めました。 21歳、メイちゃんです。大分迫力あります。

                                                                                                                
色々と採用の条件はあったんですが、この子にした一番の決め手は、

「月曜~金曜朝から夕方フルタイムで出れる」

動画に出ることに興味がある」
                                                            
そして、、

「If you give me food, salary is 80000ks okay.」

順を追って話すと、今僕が1番力を入れているオウンドメディア事業があって飲食店の紹介動画を作ってるんですが、そこに出てくれるレポーター兼動画編集をする時のミャンマー語タイピングしてくれる人を探していたわけです(他にも色々とやることはありますが。。)   

                                                                           
要は、レポーターの女の子は美味しいご飯を無料で食べれるということです。

そして、僕には一つあまり言いたくない事がありました。
オフィスがない」ということです。
仮で借りている(使わせていただいてる)オフィスはあるんですが、僕のオフィスではないので部外者が入るわけにはいきません。何か物がなくなったりしても責任とれないので。。

とりあえずは、正直に話したわけです。

「俺、オフィス無いんだよね」と。

「さすがに家はまずいから、カフェを仕事場にしてもいいか」と聞くとあっさりオッケー。

完璧です。

仕事場カフェ、動画興味あり、そして、、前置きが長くなりましたが給料80000チャット(日本円で約6500円) こんなことってあるんでしょうか。。

確か前にも書きましたが、ヤンゴンの最低限賃金って108000チャットとかじゃなかったけ?と思いながらも「研修期間」ということにしときます。

そんな経緯があってメイちゃん決まりました。

今は大学生で、1月に卒業するそうです。そして1月までもう授業はないらしいのです。
ちなみに働いた経験はゼロ。初めて働くのでウキウキしているそうです。

早速月曜日、9時カフェ集合でちゃんと時間通りに来ておりました(なんなら僕が遅れました)
とりあえず役目をしっかりと教えて、納得していただきました。 

まずは、今まで撮りだめた動画のミャンマー語字幕付けをやってもらうことにしました。

                     
テロップの付け方を一時間ほど教え、僕のマックを渡して少し放置してみて2時間、どうしてるかなと思って覗いてみたところ、全く進んでおりません!!

というか彼女、タイピング苦手のようです(*_*)面接ではできると言ってたけどまんまと騙されました。。
まあ、全くできないわけでは無さそうなので練習すれば早くなるかと。僕がやると日本語だったら30分もかからない作業を、6時間かかりました。。(笑)

笑えません。確かに80000チャットでも納得。

続いて、ミャンマーローカルレストランに取材のアポを取ってもらいます。電話でのアポ取りも初めてのようで、ウキウキしながら電話。途中で何度か止めて僕に確認。「Sorry, What is your name?」と言われました。どうやら僕の名前覚えてなかったみたいです。残念(>_<) 悲しい。                                                                                           
まあ無事にアポも取り終え、翻訳もしてくれて仕事はしてくれました。ただ結構な頻度で親や彼氏と電話してるのが気になります。

「次の撮影場所がサンチャウン(僕の住んでるところ)とダウンタウン(メイちゃんの家)の間だから、明日はダウンタウンでやりましょう。いいカフェ知ってるので」

というので、仕方なく次の日ダウンタウンにあるメイちゃんオススメのカフェに行ったところ、閉店しておりました。。
のでKFCでやりました。

コンセント刺すところが無く、パソコンの充電がすぐキレました。WIFIないし、KFCだめですね。

話がそれました。続いて撮影です。

僕がミャンマー語を話せないので、今までの取材は全て日系レストランに行っておりましたが、今回メイちゃんのお陰でようやくミャンマーローカルレストランに行きました。

今まで取材した日本食レストランは食べ物を無料で提供してくださってたんですが、ローカルレストランには無料ともいかず、自腹です。

初撮影でウキウキ!!メイちゃんは少食です。

めちゃめちゃ周りに人がいる中、頑張ってレポしてくれました。

終わってはカフェに行きまた動画編集。

カフェをオフィスにするのも悪くない。
社員は嫌だと思いますが・・

最初はメイちゃん、仕事できないなーとちょっと不満があったのですが、パソコンのタイピングに慣れてきたのか仕事が早くなってきました。親や彼氏との電話も減りました!
そして、

「動画編集をもっと覚えたい」

との意欲!!

なんか・・嬉しいです。

「もちろん!たくさん教えるわー!!」

思えば何も言わなくても次の日のアポを取ってくれるようになったし、そのレストランに取材に行くまでの道もバスとか乗って案内してくれます。

結構有能な子かもしれません。

そう思い始めた雇ってから4日目の朝・・。

「I have bad news for you」

「What?」

「I have to quit this job. very sorry」

ええええええええええええ!!!!

♪( ´▽`)♪( ´▽`)♪( ´▽`)♪( ´▽`)♪( ´▽`)

「WhyWhy??」

どうやら理由を聞くと、親の都合だそうです。
父親が薬局を経営していて、それを手伝わなきゃいけないんだそうです。手伝わなきゃ家から出てけと言われたらしく、本人も本当は辞めたくないのに・・と残念そうにしていました。

「急に辞めてごめんなさい。この4日間の給料はいりません。」

辞める理由が親の手伝いかレポートに嫌気がさしたのかは分かりませんが d( ̄  ̄)いい子でした・・。始めはどうなることやらと実際思っておりましたが、最後にアツい握手をかわしながら、

「私はここで働けて本当に幸せでした。あなたは私の誇りです。もう働くことはできないけど、陰ながらあなたの事業を応援しています」

少しうるっときました・・。
たった4日間でしたが、中身の濃かった4日でした。ありがとうメイちゃん!

また今日から新しい人材探しが始まります。人材募集、育成は難しい・・。

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