1月16日(キューバ・トリニダー〜ハバナ)
今日中にハバナに戻らなければいけないので早めに起床して朝飯をいただき、9時にはお世話になったレオヤミ家を出ました。
レオやいいやつなんですが、情報ノートによると女性と二人だけの空間になるとキスをせがまれるらしいです。女一人旅の方はお気をつけて。笑
トリニダからハバナは来た道をそのまま戻るのではなく、カミオンさん曰くトリニダからはハバナ行きのカミオンがあるとの情報でした。
しかしレオや街の人たちは「ハバナへのカミオンはないからタクシーで行きなよ。」との事。
とりあえず街の人たちに聞きまくりました。
ハバナ行きは諦め、途中のシエンフエゴスという街で乗り換えをする作戦に。
しばらく聞き込みをすると街の外れの方にカミオン乗り場がありました。
街の人はみんなここを知らないのかなって位ほとんどの人が知りませんでした。
とにかくカミオンを待ちます。
1時間。
2時間。
3時間。
一向に来ません。
もう午後の一時を回ってしまいました。荷物をエルサの家に預けた代わりに1泊すると約束したので、明後日メキシコ行きのフライトの僕らは今日中に必ずハバナへ帰らなければならんのに。
カミオンは1台も来ないので諦めました。そして、、僕らは遂にタクシーを使ってしまいました。とりあえずシエンフエゴスまで。(6CUC)100キロ近く移動してとりあえず一歩前進。
到着後このタクシーの後ろに乗っていた若いお兄ちゃん達が
「ハバナへ行くんだったら一緒に行こう。今乗り合いしたら一人15CUCで行けるぞ」
うーん。まあ普通のタクシーよりは安いけど、でもさっきの6と合わせたら結局ハバナまで21だから最初からタクシーで行くのとあんまり変わんなくなるんだよなー。
それに僕たちの財布の中身はもしタクシーに乗ってしまえばほぼスッカラカンの状態。
迷いに迷ったけど今日中に確実にハバナに着かないと行けないのでタクシーで決定。
ハバナまではぶっ飛ばして約3時間強。
久しぶりの景色に帰ってきたなーって感じがする。
無事到着してお金を払おうとすると、運転手が「your friend」がどうたらこうたら言っている。
そーいえばさっきのお兄さん達、結局お金が無くてシエンフエゴスからは一人しか乗れなくて揉めていて、その時も運転手が払ってやれよと言っていた。もちろん払わなかったけど。
でも今回ハバナまで一緒に乗ってきたやつ、札が一枚もない。笑
運転手がチーノなんだから払ってやれよとグチグチ言ってくる。
チーノはスペイン語で中国人。ちなみに日本人はハポン。
道を歩いてるといつもチーノチーノと声をかけられる。そこはやっぱり修正したいのが日本人。
この時ばかりは「チーノじゃねえよ!ハポンだよ!」とハリセンボン近藤春菜が「かくのたけぞうじゃねえよ!!」的な感じで大声で言ってやりました。
とにかく、僕らは払わなかったので兄ちゃんは無賃でハバナまで来たみたいです。
兄ちゃんの勇気に乾杯。
まあ僕らも残り10CUCしかないんですけどね。笑
さて、この前会った日本人いないかと早速ホアキナ辺りから遊びに行ってみました。
すると二人の日本人。
一人はトリニダでお会いした事があったケンジさんという方で「おー!」となり、もう一人は名古屋で飲食店を何店舗も経営されているまさしさんというお方。
話の合間に米ドルを両替してくれないかと伝えると、このまさしさんというお方、
「30CUCくらいあげるよ。米ドルなんてもらっても使わないから。」
僕たちは全力で受取を拒否しました。
しかし断れなくなってきて、最後にはもらいました。出会って10分も立ってない人に3000円近くの現金をあげるってことあるんでしょーか(・∀・)
そんな男前すぎるまさしさんが、
「良かったら夜ご飯でもこの4人で一緒に行こーよ」
というので即答でイエスと返しエルサんち帰って準備して戻ってきました。
オピスポ通りという一番栄えてる通りを少し奥に行った豪華そうなお店に決定。
「明日二人がハバナを離れるしお別れ記念ってことでここは俺がおごるから好きなだけ食べてくれよ。けんじくんも遠慮なく食べてな。」
まさしさん。。。なんて人なんでしょう。ホームレス同然の僕達を泥沼から引き釣り助けてくれただけではなく美味しい餌までくれるなんて、、
さっき30CUCもらったばっかりなのにこんな高級店で、、、
生まれ変わったらアナタのウサギにでもなりたい、、
本当にありがとうございます。
乾杯して色々と料理が来ました。
すべてがキューバらしくない、ほっぺたがおかしくなりそうなくらい美味しいイタリアンで自分がキューバにいることを忘れるほどでした。
食べ終わった後はホアキナの前で葉巻をいただきました。
(右がケンジさん。真ん中がまさしさん)
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