ブラジル、サンパウロからイギリス、ロンドン行きのチケットをモロッコのカサブランカ経由で取りました。
スカイスキャナーで航空券を調べたところ、ブラジルからモロッコ行きの航空券は6万円。モロッコを経由してさらに北にあるロンドンへ行く航空券は4万円。
つまり。
もともとブラジルからモロッコに行きたいんだけど、モロッコ行きで航空券取るよりもモロッコを経由してロンドン行きのチケットを安く取って、経由地のカサブランカで勝手にモロッコに入国しちゃえばこの場合だと2万円安くすむんじゃね??って話です。しかも直行便。。
しかしそんなことが許されるのか。
そもそもなんで遠い距離に位置するロンドンが近くに位置するカサブランカより安いのか。
これは、この航空会社(ロイヤル・エア・モロッコ)がモロッコの会社で、サンパウロからロンドンの直行便がないため、便があるサンパウロ~カサブランカ。カサブランカからロンドンの便を使って、サンパウロ~ロンドンの直行便を持っている会社に対抗するため、運賃を安くしているんです。
サンパウロからロンドンに直行便か乗り換えで行くってなったら普通、直行便ですよね。需要が高い分、相対して運賃も高くなっちゃうわけで、乗り換えは面倒くさいから安くしないと人が集まらない。
このことから、この航空会社の運賃を安くしている目的とは反してしまいます。
やっぱり、駄目らしいんです。
でも、往復のチケットを捨てるっていう話はよく聞きませんか?
例えば片道航空券だけでは入国できないアメリカなどで、ダミーのチケットで復路の便を買っておく。でもその航空券は捨てて、次は陸路でメキシコに行っちゃう。
実は、これも駄目らしいんです。
アメリカなどの場合、日本からだと片道より往復で買ったほうが安い場合が結構あります。
これも航空会社の目的とは反しているのでアウト。
でも、これ結構やってる人いませんか?
「往復で買ったけど帰りの航空券は捨てて陸路で違う国に入る」
本当はアウトなんですが、片道航空券で入れない国がまあまああるのでこーいうことをする人がどうしても増えてしまうらしく、アウトはアウトでも罪は軽いのか、実際は何もないケースがほとんど。
しかし!極稀にその航空会社から罰金を請求される場合があるらしいです。
それでは、これより罪が重そうな今回の乗り換え航空券を捨てる件。
これは、あんまり良くないらしいです。
乗り換えが今回のように同じ会社ならなおさらバレる確率が高く、罰金を請求される恐れとブラックリストに載ってしまい今後その航空会社に搭乗拒否されてしまう可能性があります。乗り換えが違う会社(サンパウロからカサブランカがA会社、カサブランカからロンドンがB会社の場合)スカイスキャナーなどで検索するとこのような場合も多くありますが、自身で乗り換えと書かれていない場合、この2つは同じグループの可能性が高く、もしばれてしまうとグループ全体でブラックリストとなり、今後グループ全体から登場拒否を食らう可能性があるようです。
調べてて、迷いましたが僕はモロッコ・カサブランカで降りることを決意。
サンパウロの空港では堂々と「London」と言い二枚のチケットをもらいます。しかしここでプロブレム。
「飛行機が大幅遅延で20時間遅れでございます。」
オーマイゴッシュ!!!
(T ^ T)(T ^ T)
「大変申し訳ありません。もう遅いですので、今日のホテルをご用意しました。もちろん、夕食、朝食込みでございます。空港を出たところにホテルへ向かうバスが出ているので、ご利用くださいませ。」
おおおお!!!!???
ホテルと飯、タダ!!!
ホテルはサンパウロ空港からバスで10分くらいのところにあり、4つ星レベルのホテルでした。
飯はビュッフェ。
部屋も申し分なしで、次の日午後発。
もうチェックインは昨日済ましたんですが、普通イギリス行きの飛行機は必ず出国のチケットを求められるとインターネットに書いていました。イギリスは観光ビザで最大6ヶ月までいれるので、不法労働をなくすため入国はかなり厳しいはずなんですが、まさかのチェックされませんでした。。
おそらく飛行機大幅遅延でそれどころではなかったのでしょう。実際僕もモロッコで降りる予定で出国のチケットを持っていなかったので好都合だったんですが・・
搭乗時間になってもなかなかボーディングできず、奥の方で客と職員が喧嘩を始めたようです。
どうやら、航空機のシステムがぶっ壊れたので修復中とのこと。
そりゃただでさえ大幅遅延なのにブチ切れますわな。
また結構遅れて、ようやく離陸してカサブランカに着きました。
ロンドン行きのチケットは破り棄て、モロッコの入国はあっさり。「Welcome to Morocco!」とにっこりでした。
あれから1ヶ月ほどたちましたが、何のメッセージもなければ請求も全くありませんでした。
しかし実際にされている人もいるので気をつけたほうがいいかと。というオチの無い日記なのか情報系なのかわからない記事でした。。
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