新年早々ニューヨークでホームレス気分を味わう。

1月1日(アメリカ・ニューヨーク)

 

 

明けましておめでとうございます。リアルタイムはフロリダ州のマイアミに来ております。
アメリカ旅行はバックパッカーにはちょっとキツイ・・。

さて、素晴らしい夜明けを終え初日の出が迎えてきて、すがすがしい朝を迎えたいわけではありましたが、ここからが長いんです。
だまって宿とっておけば帰って寝るだけだったんですけど、年末のニューヨークの宿はかなりお高めなのでマック泊にしました。
まあマック泊できるだろうとまた根拠のない自信だけあったんですが、実際問題あれだけの人が一気に解散して向かう場所といえばそれはそれはマクドナルドさんになっちゃいますよね。

ありえないほどの人の量!!
ここ、かなりでかいマックなんですけど中に入ることすらできずに諦めました。

やばいです。この時期のニューヨークはゲロ寒くてしょんべんちびりそうなくらい震えるんです。
あっ、そういえばもう12時間以上もトイレに行ってないんで鬼漏れそうです。これまたみんな考えることが同じなのでタイムズスクエア付近のトイレなんて大変なことになっているはず。
寒いし漏れそうだし12時間待ってかなり疲れておまけに眠いです。

とりあえず夜のマンハッタンを歩き回りトイレを探しましたが何処もなく限界は近づいてきます。
もう諦めてさっきのマックに戻ることにしました。
さっきより人は減っていてなんとか入ることはできましたが、席はもちろんあいていない状態。とりあえず階段でマックのセットを食べ、タイミングを見計らってトイレへ。こういう時に男で本当に良かったって思う。女は後ろにならんでるやつ確実に漏れるだろうくらいの大行列でした。

警備員さんもマックの中だけで4、5人はいたんじゃないかな。正月から大変だな・・。

 

席が空いたのを見計らって階段からようやく席へ移動。アメリカは飲み放題なのでお口が寂しくなる心配はない。
よーし寝るかと思ったけどセキュリティのおっさんがまあまあ厳しくて寝てるとすぐに起こされる始末・・。

あーこれは寝れんなー。Wifiも人いすぎて遅いしなにしましょう。

さっきから日本語聞こえるなーって思っててよく考えたら僕たちが座っているテーブル、まさかの全員日本人!!こりゃタイムズスクエアで並んでる時から思ってたけど、ニューヨークの年越し本当に日本人多いんだなー。

女の子4人組と男の子2人組が同じテーブルに。

男の子の方は警備員に起こされながらも懸命に寝ようとしていて、女の子の集団は元気に話していた。
春ちゃんが声をかけて会話に混ぜてもらいました。

現在昭和女子大学2年生で、今は交換留学でニューヨークより少し北にあるボストンに一年間留学している女の子たちだった。今回は休みを利用して観光で来てたみたい。

年の差が僕の一つ下だったので、話題が結構盛り上がって気づいたらもう朝の6時!!
みんなそれぞれ個性があってすごく楽しい時間でした。ありがとう( ^ω^ )

これからどこに行こうかと悩んだ結果、初日の出に自由の女神を見に行くことに決定!
マンハッタン南から無料フェリーが出てて、それに乗ると自由の女神の近くまで行けるので初日の出をフェリーからしかも無料で眺められるんですよ!!!行かない手はない!ということでさっそくマンハッタン南まで地下鉄で行きます。(どこまでいっても一人$3

中は閑散としていて、ホームレスや貧困層の人たちばかりで、「ここ、本当にニューヨーク?」と突っ込みたくなった。
ニューヨークはとんでもない富裕層もいるけど貧困層が圧倒的に多く、貧困層の交通手段は主に地下鉄を使うらしい。実際中もホームレスらしき人だらけで、インドに行った時みたいに物売りが金を求めてくる。

そんな僕たちもニューヨークに着いてから空港泊マック泊と家無しなんですがね。笑
うとうとしながらマンハッタン最南にあるフェリー乗り場へ。

事前に無料のフェリーが出てることは調べてたけど、何番に乗ればいいかは分かってませんでした。入り口のところで赤い服着た黒人が、

「自由の女神を回るフェリーのツアーやってるよー!」と話しかけてきたので、
試しにいくら?と聞いたら

「$35」

「No」と即答し、ついでに「無料のフェリー乗り場どこか分かる?」と聞くと、

「今日は出てないよ。今日はこのフェリーツアーの一本しか出てないんだ。元旦だしね。」

言われてみれば辺りは閑散としていて、本当に今日は元旦休みなのかなとも思った。ここで申し込まなきゃ中まで入れなそうだし、$35はさすがに高いから帰ろうかと思い、とりあえず「Nothankyou」だけ言って断った。
しかしよく考えてみれば365日営業と書いてたのを思い出して嘘つかれてる可能性があると思い、黒人の目を盗んで無断で中へ入ってみたら、すぐ警察がいたので一応無料のフェリーがあるか聞いてみることに。

「もちろんあるさ。あと10分くらいで出発だぞ。」

 

さっそく黒人にだまされた・・・・。

外ではまだ観光客にしつこく勧誘している。入り口でやってるから、客を中に入らせないようにしていて騙されてその$35使っちゃう人いるんだろうなあ。そしてそれを見ても何も言わない警察!!!

とにかく無事にフェリーに乗れました。

これが無料なんて・・・すごく良い。ただすごく眠い。
思えばおとといの空港泊では全く寝てないし、昨日から今日はマックでオールしたので約2日ほぼほぼ寝ていない。
自由の女神も楽しみたいけど、睡魔には勝てず、写真撮ってすぐ寝ました。寝心地最高。

30分ほどで目的地の島に到着し、一旦おります。
すると椅子があったのでダイブしました。全く寝てないんでもうどこでも寝れます。3、4時間ほど寝て、またマンハッタンまで寝ながら帰りました。

地下鉄を使いタイムズスクエア周辺まで寝ながら戻り、腹が減ってきたので飯を食べに。

PANDA EXPRESSという中華料理。ネーミングセンスがすごい。
すでに調理されている料理から何個か注文できるシステム。飲み物付きで$15(1800円)やっぱりアメリカの外食は高い。チップ無しで一人分ですからねこれ。ただドリンクがおかわり自由なので腹膨れるだけコーラくんでやりました。アメリカにきて初ハンバーガー以外の外食だったので涙がでるほど美味しかった。

続いては歯磨きなどの身支度を済ませていただき就寝タイム。
かなりの大迷惑だったと思いますが気持ち良く寝させていただきました。

少しすっきりしてからはマンハッタン市内を少し歩いてみることに。

さすがはニューヨーク。高層ビルが多すぎて目線がずっと上に傾いてしまう。大富豪は住むのたのしいだろうなあ。

しばらくウロウロしてからは、今日乗るバス乗り場を調べに行くことに。
偵察してたら眠くなってきてバス乗り場でも寝ました。セキュリティーに足を蹴られて起こされる始末。。

ちゃんとベッドがあるところで寝たい。
ニューヨークでホームレスをたくさん見たけど、ほんのちょっとその気持ちが分かったような気もする。生きていくための食べ物や寝床探し、常に目先の安全を確保して生きていく生き方。これを知ってからこそのフカフカのベッドや美味しい飯はたまらないだろうなぁ・・。

荷物置き場に置いていた荷物を取り、またバス停まで戻ってきた。チェックインを済ませ、また手頃な椅子を見つけては3時間ほど爆睡。
夜中1時の便でアメリカの首都、ワシントン D.Cへ向かいます。

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