クスコで高山病になり緊急入院した話。

2月7~8日(ペルー・クスコ)

カサ・デル・インカは屋上がキッチンと共用スペースになっていて、旅人たちの語り合う場になっている。

そこで僕も語り合っていました。この人と!!!!

ニッタ君とまさかの遭遇。。何回目なんだ。。。

丁度マチュピチュからクスコに帰ってきたばかりで明日ボリビアのラパスに行くので入れ替わりのタイミングで遭遇しました。。

またか~なんて笑いあっていた矢先、なにか調子がおかしい。

笑うとすごく苦しい。

できるだけ笑わないようにするも心臓がバクバクと鳴り止まない。語り合いは終わって部屋に戻りベットに寝っ転がったその瞬間。

また心臓が口から出そうになる。今度は本当に出ちゃうんじゃないかってくらいヤバめのやつ。

するとそれに続くかのように頭痛、吐き気、滅が出てきた。

「高山病」の症状だ。

標高3400メートルにある都市「クスコ」高さは富士山の八合目に匹敵する高さの町。

人間は2500メートル以上にある場所に行くと高山病になる人がでてしまう。2500メートル付近になったらすぐに体調を悪くしてしまう人もいるし、もっと高い山に登っても高山病の症状が出ない人もいたりと、かなり個人差がある。

徐々に高度順応せず、標高の低いところからいきなり高いところへ行ったり、もともとの体調が悪いと高山病になりやすい。

これは確実に自分に当てはまっている。

標高0~50メートルのリマで体調をくずして、いきなり3400メートルのクスコへ来てしまった。

症状はどんどん悪化していき、ついに一人では歩けなくなってしまった。トイレに行きたいけど立てない。というか体の軸を少しでも動かすだけで激痛が走るので、起き上がるのにも助けを借りないと起きれない。

高山病の対策法はこれといってなく、高度を下げるか酸素を摂取するか。または高山病の薬「ダイアモックス」をあらかじめ飲んでおくか。あとは水をできるだけ多く摂取してトイレに行く回数を増やしたり横にならないこと。

できることは全部やって、横になって寝る。1時間くらい寝てあまりの激痛に飛び起きた。

手足は氷のように冷たく、頭は焼けるほど暑く激痛が走った。なにより胸部が少しでも動かすと激痛だったさっきよりさらに激痛でもう助け声を出すことくらいしかできなかった。

同室にいたミノルさんと春ちゃんが、僕が入っていた保険会社に電話をしてくれてクスコで行ける病院を探してくれて緊急で病院へいくことに。宿にタクシーを手配してもらい、意識が朦朧としてる中、病院へ。(7ソル)

 

車椅子が来て乗せてもらい、病室へ通された。いろいろな検査をしてひとまず点滴と酸素マスクをすることになった。

「ハイ、点滴の注射、さしまーす。」

いかにも新人らしきナースがずぶとい注射を構えた。後ろには3人の先輩らしき男が男が見守っている中、刺す場所をしきりに探しているナース。ちなみにみんな英語は完璧。

2分くらいしてようやく刺す場所を決めたのか、ぶっ刺されました。

「だァアアアアアアアア!!!!!」

と言いたくなるのを我慢したくらい鬼ぶとい注射。問題はここからでナースがぶとい注射をグリグリいろんな方向に動かし始めるんです。マジ痛い。これ泣く人いるんじゃないかな。

峠は越して点滴の準備ができ、酸素も摂取できて今日はの治療はひとまず終了。

翌朝、目を覚ますと体調はかなりよくなっていた。

朝ごはんはかなり質素。

点滴の中身を変えて胸部のX線検査、血液検査、便検査、酸素カプセルと病院内の1日は意外と忙しかった。

そしてなんと!!!マチュピチュから帰ってきてクスコに来ていたぬまっちさんがお見舞いに来てくれました・・(T ^ T)

そのぬまっちさんから一言。

「おまえから交換した200ソル札(7000円)、偽札だったよ。笑」

「ええええええええ!!!」

リマで寿司売りをしていた時、二人の少年が200ソル札を渡してきた。彼らはなんと4セットを購入してくれた太っ腹客だと思っていたのだけど、それをくずしたいなと思ってリマの宿桜子でぬまっちさんと両替しました。

そのぬまっちさんから衝撃の一言。。

あの少年たちは最初から確信犯で、偽札の感覚があまりわからないであろう僕らに4つと注文してきたのだ。彼らの利益は200(5×4)180ソル(6300円)プラス僕たちのお寿司・・

なんてこった。ここは南米なのに気を引き締めるのを忘れていた。。ぬまっちさんは記念としてもらっておくと言ってくれて、ニコニコして病院を後にしてくれたけどなんか残念。ぬまっちさんすんません(T ^ T)ありがとうございます!!!俺バケモノみたい!!!

体調は今日の朝よりもさらによくなって、トイレもほぼほぼ問題なく一人で行けるようになった。病院内には弱いながらもWi-Fiが飛んでいて調べ物もできて居心地よし。

まとにかく高山病はなめてかかると大変なことになると思い知らされました。。明日、体調がよければ退院できてクスコでおとなしくしようかなと思います。。。

4 件のコメント

  • こんにちは。突然ですみませんが、
    入院情報について少々教えていただければ幸いです。
    教えていただきたいことは、当方家族(78歳女性)体験と比較し、
    実際にどのような医療処置をお受けになられたのかということです。
    自分では、不当な請求額だと思っているので、
    旅行代理店に調査も御願いしてますが、
    先方に有利な言いわけしそうなので、
    少しでも情報が欲しいです。
    多額請求なので、保険会社にも疑われて困ってます。
    お忙しいところ申しわけありませんが、
    よろしく御願いします。

    「78歳女性の家族の体験」
    阪●交通●の添乗員付き団体旅行でクスコへ行きました。
    飛行機到着後1時間以内に、高山病により調子が悪くなり、
    添乗員に酸素吸入をすすめられて、
    添乗員・現地係員と病院へ連れてがれました。
    スケジュールにある数時間(2時間程度)のクスコ市内観光の間、
    参加せず病院で、点滴1本と酸素吸入の処置をされました。
    この請求額ですが815.26米ドル(¥換算95000)でした。
    添乗員と現地係員に、迷惑料として70米ドルチップを渡したそうです。

    • としさん、コメントありがとうごいます。

      処置は酸素吸入とX線検査、血液検査、便検査、酸素カプセルに入るなどでした。
      お金に関してですが、入っていた保険会社と病院が提携していたので現地でお金は払わずにすみましたが、二泊三日で確か請求額は200ドルくらいだったと思います。

      なので不当な請求の感じがしますね・・。
      少しでも参考になれば幸いです・・。

      • ありがとうございました。参考になります。
        shintaさん、入院されたのは、昨年ですよね?
        マスク酸素吸入と点滴1本終わるまで休憩、
        これで9.5万円ですからビックリです。
        高齢者だと騙される?可能性が高いですから、
        保険会社から直接支払う方式の会社選択することが必須ですね。

        • 入院は昨年です。
          さすがにたかすぎだと思います・・。
          少しでも参考になれば幸いです・・。

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